2月9日にセミナーでは、「相続」でトラブルが発生する理由、トラブルが家族、家庭環境に及ぼす悪影響、それを防ぐための活動が「相続対策」であるというメッセージをお伝えしました。
相続は自然発生しますが、相続、介護、認知症を予見して家族の負担を取り除くことや、家族関係を円満に保つ行動を起こすことはできます。
高齢化の問題も含め、相続対策はより良い未来への能動的な活動であると認識いただきたいと思います。
家族信託も、法律によって家族で財産と家族を守る環境をつくることが大きな価値であり意義です。
高齢者や認知症、相続の問題に対応する法律や制度は用意されていますが、法律の性質上、利用しようと意思表示し、行動しなければ法律は力を貸してくれません。
自分たちで法律を味方につけ、望む環境を築いていかなければならないのです。
これは高度に発展した法治国家が国民に期待する姿勢であり、そういった国で我々は暮らしています。
相続、高齢化、認知症の課題には知性と品位と責任感をもって行動することが求められます。